Shun Fukuda - こころ

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【詩】 きみの寝顔

きみの寝顔

 

 

見慣れてきたはずの

 

私の横で眠る

 

愛する妻の寝顔が、

 

初めて彼女と出会ったときに覚えた

 

彼女への恋心と今も変わらず、

 

抱きしめたいほど愛おしい。

 

 

でも、今 なにか素敵な夢を見ているであろう

 

彼女を起こしてしまうから、

 

抱きしめることはできない。

 

 

そう私は思って、起こさないように

 

やさしくやさしく髪を撫でた。

 

 

妻はすやすやと、

 

穏やかな寝息をたてて

 

私のこころに平和をもたらしてくれている。

 

私も目をつむった。