Shun Fukuda - こころ

言葉 詩 音楽 レコード などについて。

【第1回】パニック障害になって得たこと!

こんにちは。Shunです。

 

私は19歳のとき(今から15年前)、祖父が亡くなったことがきっかけでパニック障害を患いました。精神的なショックとストレスがどかっと、急激に身体にこころに覆い被さったことが理由だと感じています。

 

祖父のお通夜のときから心身に異変を感じ、吐き気が収まらず、火葬場へ行く団体バスにも得体の知れない恐怖感で一杯になり、乗れませんでした。

体調を崩し、まるひと月 家から外出できないときもありました。当時、大学生だったこともあり、出席日数や単位取得などに関して不安要素がそれは大きくあり毎日が悩みでした。朝の都心の満員電車を乗り継ぎ、1時間半揺られるのも地獄でした。登校できない日も、モチロンたくさんありました。内科へ行っても、処方された胃薬は何の効果をもたらしませんでした。

 

発症からおよそ半年。自分が何者か、どういう病気・状態なのか全く見当もつかないまま迎えたある日。憂鬱な気分で何気なく見ていたテレビの健康番組。その日 特集されていたのがパニック障害だったのです。

パズルが音を立ててはまってゆくように、私が苦しんでいた症状が見事に当てはまっていったのです!吐き気、動悸、不安感、発汗、脱力感…などなど。

支えてくれる人も皆さんに必ずいます!私の周囲の人はパニック障害という病名も聞いたことがなく(私自身もそうでした)、はじめこそ「病(やまい)は気からだよ」という感じでした。

でも、私を指導してくださっていた大学のとある教授が「わたしも精神的に病んだ時があり、地獄を見た。だから、出席日数など何も心配しなくていいよ!」と背中を押してくれ、卒業までとても力強くサポートをしてくれました。

自分の病気を把握し、周りの人に症状など悩み事を説明できるようになってから多くの人に支えてもらっているのを実感しました。

 

ひとつ、悩みや病気を抱えていらっしゃる方へ分かってほしいのは、決して独りじゃないよ ということです!

もし、仮に、何かを失うことがあったとしても、得るもののほうが多いと思います。それは病気への対処法であったり、自信であったり、信頼であったり、絆であったり…。人さまざまだと思います。

 

私の言葉、経験が一人でも多くの方へ、何かの参考になればと思い、今 ペンを走らせています。

文章を書くのは少しずつにはなるかもしれませんが、読んでいただけると嬉しいです。

 

 

Shun Fukuda